世界史の中の明治維新 なぜ日本は「帝国」を目指したのか

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内容紹介

「日本」はどう始まったのか? 国際政治で読みとく明治維新の物語 【メディア情報】 ☆朝日新聞(4/4)辻浩和の新書速報! 「階級社会への民衆の不満が、国民国家建設の世界的潮流と結びつくダイナミズムは鮮烈である」☆文藝春秋PLUS(5/4)著者出演 ☆読売新聞(5/10)鵜飼哲夫さん書評 「近代日本が誕生するさまをありありと物語る。こんな教科書だったらよかったと思える好著である」☆PIVOT(5/28)著者出演 ☆文藝春秋(6/9)石井妙子さん書評 「幕末維新好きだという男性たちに冷ややかな視線を送りつつ、私自身も何ひとつ理解していなかったのだと否応なく気づかされた。」磯田道史氏(国際日本文化研究センター教授) 「明治維新を世界史で理解する名著。現代世界のなりたちと未来が見えてくる」 加藤陽子氏(東京大学大学院元教授) 「名著『「大日本帝国」崩壊』の著者が描く、帝国の始まりの物語は読むしかない」 アジア初の国民国家は、いかにして「大日本帝国」となったのか。国家の枠組みが揺れる時代に、世界史的視点から明治維新を捉えなおすことで、日本と世界の現在地が同時に見えてくる。『海外引揚の研究──忘却された「大日本帝国」』で第43回角川源義賞[歴史研究部門]を受賞した著者による、近代日本の出発点を俯瞰する新しい入門書。時代の転換点を読む、今を生きるための日本近代史。 【目次】はじめに 第1章 世界が動き出す ・歴史認識と他者・近代まで「国民」は存在しなかった・近世という時代・中国史と封建制・近代の条件・フランス革命のインパクト・近代は国民国家の時代・民衆を結束させる魔法・なぜ国民国家は戦争に強いのか・国民軍の誕生と革命の輸出・ナショナリズムの勃興・民族=国民の時代・ドイツの自分探し・資本主義が動き出す・イギリスの産業革命・なぜヨーロッパは覇権を手にすることができたのか第2章 中国はなぜ「世界の中心」なのか ・世界はひとつではない・文明大国としての古代中国・「中華」という名前の由来・中国の皇帝は徳を磨いていた・なぜ日本は中国に朝貢したのか・中国的世界観が千年以上も続いた理由・不安定な明・明から清へ・愛親覚羅家とは何か・清は複数の世界を支配した・天下とは何か・日中関係と琉球王国・琉球をめぐる日中対立・清の悲劇第3章 アメリカがやってくる ・アメリカはかつて大国ではなかった・アメリカの西部開拓史・太平洋への道・捕鯨問題と小笠原諸島・外国人と初めて接触した日本人・なぜロシアは日本を求めたのか・江戸幕府の対応・国防意識の芽生え・列強に怖気づく日本・黒船来航の経緯・アメリカはまず琉球へやってきた・将軍の死・アメリカとロシアの接近・日露間の双務的領事裁判権・沿海州をめぐって・アメリカの野望と日本の反応第4章 尊王攘夷論はこう生まれた ・「想像の共同体」としての国民国家・国民国家の成立過程・誰も天皇を知らなかった・国史を編むということ・朱子学の影響・『大日本史』編纂というプロジェクト・国家の輪郭が見えてくる・会沢正志斎の『新論』・徳川斉昭の政治参加・尊王思想が幕府に入ってくる・水戸家が衰退した理由・国学とは何か・天皇が階級を打破する・公武合体論の急所・尊王攘夷論の成立・尊王派の末路第5章 「日本」の輪郭ができあがる ・近代国家の条件・前近代の土地意識・無主地先主の原則・明治政府は何を目指したのか・身分制の解体・国家体制の確立・所有とは何か・江戸時代の共同体意識・自治的な精神が育つ・清と琉球王国世界観の転換・中国のジレンマ・日清修好条規とは何だったのか・台湾で琉球人が殺される・「台湾」の誕生・日本はなぜ台湾に出兵したのか・台湾出兵と感染症・沖縄併合、そして琉球処分へ第6章 日清戦争――変貌する東アジア世界 ・朝鮮王国という存在・「勅皇」をめぐるスキャンダル・朝鮮とキリスト教・王室の跡目争い・征韓論争から江華島事件へ・なぜ日本だけが外交関係を結ぶことができたのか・中国を再び偉大に・板ばさみ状態の朝鮮・アジアに失望した福澤諭吉・日本が軍国化した背景・ロシアの脅威第7章 植民地化に抵抗する人たち ・日本が清に勝利する・鉄は国家なり・李鴻章の軍才・日清戦争は清朝内部の権力争い・三国が日本に圧力をかける・アジア初の共和制国家・平定後も叛乱は続く・後藤新平の台湾統治・閔妃暗殺事件・大韓帝国の誕生・なぜロシアは朝鮮半島を重視しなかったのか第8章 世紀転換期のロシアとアメリカ ・ようやく改革が始まる・光緒帝の改革・真っ正直で冷淡な日本外交・日本の書籍が翻訳されてナショナリズムが広まる・ロシアはなぜ満州を目指したのか・義和団戦争・列強の仲間入りをする日本・満州をめぐる日露対立・対露強硬派の維新第二世代・日英同盟とグレート・ゲーム・アメリカの思惑・ハワイに目を付ける・フィリピンとグアムも併合する第9章 日露戦争――国際的プレゼンスの獲得 ・日露戦争が始まる・仲介役となったアメリカ・なぜアメリカは仲介役を務めたのか・韓国の主体性を奪う・ポーツマス講和条約の舞台裏・帝国主義の兆し・借り物の権益・アメリカ資本を呼び込むか・小村寿太郎の帝国主義的思考・後藤新平の鉄道経営プラン・政治に翻弄される満鉄・満洲の馬賊・暗転する日米関係第10章 「大日本帝国」の完成――明治維新の終着点 ・保護国になる・伊藤博文が初代統監になった本当の理由・ハーグ密使事件と第三次日韓協約・穏健派の伊藤博文・植民地へのあこがれ・日露戦争後の「日本ブーム」・冷たい政府と熱い民間人・伊藤博文暗殺事件・なぜ韓国併合に民衆は反対しなかったのか・「親日派」の実像・日韓合邦運動とは何か・植民地帝国の完成おわりに ブックガイド 主要参考文献

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